処遇改善加算を取得するための流れ

■ はじめに

障害福祉サービス事業所において、

「処遇改善加算を取りたいが何から手をつけていいかわからない」

というご相談を多くいただきます。

今回は、当事務所で実際に行っている

処遇改善加算取得までの流れをご紹介します。

① 前提条件の整理(ここが一番重要)

まず最初に、制度の大原則を理解していただきます。

報酬 × 加算率 = 処遇改善加算額

→ 加算額は全額、職員へ還元が必要

ここを誤解していると後で必ず崩れます。

✔ 会社の利益にはできない

✔ 必ず賃金改善として配分する必要がある

そのため、

② 加算区分の整理(Ⅰ~Ⅳどれを狙うか)

次に、加算の区分ごとの要件を整理します。

加算Ⅰ(最も高い)

加算Ⅱ

加算Ⅲ

加算Ⅳ(最低ライン)

それぞれ要件の厳しさと事務負担が異なります。

ここでは、

✔ 現状で取れる加算

✔ 少し整備すれば取れる加算

を仕分けし、

現実的な取得ラインを決めます。

③ 要件の分解

加算要件はそのままだと分かりにくいため、

実務レベルに落とし込みます。

主な要件は以下の3つです。

● 月額賃金改善要件

ベースアップや手当での賃金改善が必要

「いつ・誰に・いくら上げるか」を設計

● 職場環境要件

研修、ICT化、離職防止など

実施内容の選定+記録が重要

● キャリアパス要件(Ⅰ~Ⅴ)

等級・評価・昇給の仕組み

資格・経験に応じた処遇設計

ここで重要なのは、

👉 「制度を作ること」ではなく「運用できること」

です。

④ 加算区分の決定+ロードマップ作成

上記を踏まえて、

今回取得する加算(例:Ⅲ)

将来的に目指す加算(例:Ⅱ→Ⅰ)

を決めます。

そのうえで、

✔ 今年やること

✔ 来年やること

を整理し、

段階的にレベルアップできる設計を行います。

⑤ 計画書作成・届出

最後に、

処遇改善加算計画書の作成

必要書類の整備

提出

を行います。

■ まとめ

処遇改善加算は、

👉 「とりあえず申請」ではなく、設計が9割です。

配分設計

賃金制度

キャリアパス

運用体制

これらを整えないと、

実地指導で指摘・返還リスクが高まります。

■ よくあるご相談

どの加算が取れるかわからない

賃金配分の設計ができない

キャリアパス要件の作り方が不明

実地指導が不安

■ ご相談について

当事務所では、

障害福祉事業所に特化した処遇改善加算の支援を行っています。

初回相談

現状診断

加算取得サポート

お気軽にご相談ください。

HMJ社労士事務所

HMJ社労士事務所は、ルールと自由、どちらも大事にする社会保険労務士事務所です。柔軟な発想と確かな視点で、良い職場環境を実現しましょう。